歯周外科治療とは?
重度の歯周病を治療するための専門的な治療です
重度の歯周病になると、スケーリング・ルートプレーニング(歯石除去)などの基本的な治療だけでは改善しない場合があります。そのまま放置すると最悪の場合、歯を失うことに繋がりますので、こうしたケースでは「歯周外科治療」という外科治療で改善をはかります。
歯周外科には、歯ぐきを切開して歯周ポケット(歯と歯ぐきの境目)の奥を可視化し、そこに付着した歯石や汚染組織などを除去する「フラップ手術」、歯周病によって破壊された歯槽骨などの歯周組織の再生をはかる「歯周組織再生療法(リグロス・エムドゲイン・GTR法)」などの方法があります。
経験豊富な医師が診断・治療します
高槻市のきしもと歯科医院では、口腔外科を専門とし、外科的処置の経験が豊富な医師がお一人おひとりの状態に合わせて適切に診断し、最適な歯周外科治療をご提供いたします。重度の歯周病になってしまった方も、諦めずに一度当院へご相談ください。
歯周外科治療の種類
フラップ手術
「歯肉剥離掻爬術(しにくはくりそうはじゅつ)」とも呼ばれ、歯周病の進行により歯周ポケットが深くなってしまい、歯石などの汚れが完全に除去できない場合などに行われます。局所麻酔を行い、歯ぐきを切開して歯周ポケットの奥を可視化させた後、そこに付着している歯石や汚染組織をきれいに取り除きます。除去後は、歯ぐきを元通り縫合します。
リグロス
リグロスとは、歯周組織の細胞の増加を促進する成長因子を成分とする「歯周組織再生誘導材」で、フラップ手術で歯石や汚染物質を除去した後、患部にこれを塗布して歯周組織の再生を促します。
リグロスは2016年9月より保険適用となっていますので、少ない負担で治療を受けていただくことができます。
エムドゲイン
エムドゲインとは、リグロスと同様に患部に「エムドゲイン・ゲル」を塗布することで、破壊された歯周組織の再生を促す方法です。リグロスと違いこちらは自費診療となります。
GTR法
GTR法とは、歯周病によって破壊された歯槽骨を人工の特殊膜で覆い、歯肉が進入して来ないようにして歯周組織の再生をはかる方法です。